x-pro2少しだけ気になるところ

機械としてのx-pro2 には所有欲を満たすだけの質感の高さがあり、デザインも控え目、操作体系もシンプルで扱い易いです。その上、高感度にも強いので、手ぶれ補正がなくても私の撮影スタイルにおいては、理想的なカメラの1つとなっています。

なのですが、もし、購入を検討されている方がいらっしゃったら、ご確認をお勧めしたいのは富士フィルムの色味です。富士フィルムの一部のカメラでは、フィルムシミュレーションという機能があって色々な色味を楽しめます。私はモノクロ撮影が殆どなので、あまり関係ないのですが、気になる方は事前に確認された方が無難かもしれません。

富士の色の一部は、いわゆる記憶色と呼ばれている色味に分類されるのかもしれませんが、こってり系です。と言っても、クラシッククロームなどの彩度を落としたシミュレーションも楽しめるのですが、これはこれで、かなり特徴的な色味となっています。渋い色は良いのですが、渋すぎる気がするのです。見たままの色、記録色と呼ばれるような色味は、私が無知なだけかもしれませんが、なかなか再現しにくい印象を持ってます。あるいは、私がJPEGオンリーの人間だからかもしれません。あるいは、加工ソフトでいじれば、なんとかなるのかもしれません。誤解ないように付け加えておきますが、これは完全に主観、好みの問題、あるいは私の知識の貧しさからくる問題で、富士のフィルムシミュレーションについては、この色味でないとダメというファンの方が沢山いらっしゃいます。確かに、凄く綺麗で印象的な色が現れます。

この投稿は、余計なお節介の投稿であるような気がしますが、もし購入を検討されている方がいらっしゃって、色味が気になるようでしたら確認してみて下さいという話でした。ほとんどモノクロばかりで撮る私こそが最も記録色から遠いポジションにいるのに記憶色は苦手みたいな偉そうな文章を書いてすみません。